「ストレッチをしても巻き肩が治らない」
「肩こりや首こりが何度もぶり返す」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
実は、巻き肩が改善しないのにははっきりとした理由があります。
この記事では、巻き肩が治らない本当の原因と、肩こり・首こりを繰り返してしまう仕組み、そして根本改善に必要な考え方をわかりやすく解説します。
巻き肩とはどんな状態?
巻き肩の特徴
巻き肩とは、肩が内側に入り込み、腕が前に引っ張られた姿勢のことです。
正面から見たときに肩が前に出て見えたり、横から見ると耳より肩が前にある場合、巻き肩の可能性が高いといえます。
巻き肩と猫背の違い
猫背は背中全体が丸くなる姿勢ですが、巻き肩は肩関節そのものが前にねじれた状態です。
猫背がなくても、巻き肩だけが強く出ている方も多く、見た目以上に体へ負担をかけています。
巻き肩が治らない本当の原因
巻き肩が治らない本当の原因は以下の3つです。
- 肩だけをケアしている
- デスクワーク姿勢が変わっていない
- 胸や呼吸の硬さを無視している
原因1 肩だけをケアしている
巻き肩が治らない最大の理由は、「肩だけ」をほぐしていることです。
肩こりを感じると、肩を揉んだりストレッチをしたくなりますが、実際に問題があるのは胸・背中・骨盤・首など全身のバランスです。
肩だけをケアしても、姿勢の土台が変わらなければすぐ元に戻ってしまいます。
原因2 デスクワーク姿勢が変わっていない
長時間のパソコン作業やスマホ操作では、頭が前に出て肩が内側に巻き込まれやすくなります。
施術やセルフケアで一時的に楽になっても、毎日の姿勢が同じであれば、巻き肩と肩こりは繰り返されます。
原因3 胸や呼吸の硬さを無視している
巻き肩の方は、胸の筋肉が縮み、呼吸が浅くなっているケースが非常に多いです。
呼吸が浅くなると首や肩の筋肉が常に緊張し、首こりや頭痛につながることもあります。
胸郭や呼吸の動きを無視していると、巻き肩は改善しません。
巻き肩と肩こり・首こりがセットで起こる理由
巻き肩と肩こり・首こりがセットで起こる理由は以下の3つです。
- 肩が前に出ると首に負担が集中する
- 肩甲骨が動かなくなる
- 自律神経にも影響する
肩が前に出ると首に負担が集中する
巻き肩になると、肩が前に引っ張られ、頭を支えるために首の筋肉が過剰に働きます。
その結果、首こりや首の重だるさ、慢性的な疲労感が起こります。
肩甲骨が動かなくなる
巻き肩では肩甲骨が外側に広がり、動きが悪くなります。
肩甲骨が動かない状態では、肩周りの血流が低下し、肩こりが慢性化しやすくなります。
自律神経にも影響する
姿勢が崩れることで呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
「寝ても疲れが取れない」「集中力が続かない」といった不調も、巻き肩が関係していることがあります。
巻き肩を本当に改善するために必要なこと
全身のバランスを整える視点
巻き肩改善には、肩だけでなく、
・首
・胸まわり
・背中
・骨盤
といった全身のつながりを整えることが重要です。
姿勢は部分ではなく、連動して成り立っています。
正しい姿勢を体に覚えさせる
一時的に良くなっても、体が正しい姿勢を覚えていなければ意味がありません。
無理に胸を張るのではなく、自然に楽な姿勢を作ることがポイントです。
日常動作の見直し
デスクの高さ、椅子の座り方、スマホを見る位置など、日常動作を少し変えるだけでも巻き肩の再発リスクは大きく下がります。
巻き肩が改善すると起こる変化
・肩こりや首こりが楽になる
・呼吸が深くなる
・姿勢が良く見える
・疲れにくくなる
・仕事や家事の集中力が上がる
巻き肩を改善することは、見た目だけでなく、体全体の調子を整えることにつながります。
巻き肩や肩こりを繰り返している方へ
何度も肩こりや首こりを繰り返している場合、原因は「肩」そのものではなく、姿勢や体の使い方にあることがほとんどです。
巻き肩を放置せず、根本から整えることで、慢性的な不調から解放される可能性は十分にあります。
「巻き肩が治らない」「整体やマッサージを受けても戻ってしまう」
そんな方こそ、一度自分の姿勢と体のバランスを見直してみてください。












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