そのしびれ、肩こりが原因かも。仙台の専門家が教える「神経圧迫」のメカニズム

仙台にお住まいで、手のしびれや肩の重だるさに悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。

「ただの肩こりだから、休めば治るだろう」と放置していませんか?実は、そのしびれは体からの重要なサインかもしれません。

本記事では、仙台の整体・体の専門家としての視点から、肩こりと「神経圧迫」のメカニズム、そして根本から解決するためのヒントを詳しく解説します。

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なぜ肩こりで「手がしびれる」のか?

肩こりとしびれ。一見、別々の症状のように思えますが、実は密接に関係しています。

その正体は、筋肉の緊張によって引き起こされる「神経圧迫」です。

神経の通り道は「トンネル」のよう

私たちの体には、脳からの指令を指先まで伝える神経が張り巡らされています。首から出た神経は、肩、脇の下、腕を通って指先へと向かいます。この通り道には、いくつもの「筋肉の隙間(トンネル)」が存在します。

筋肉が硬くなるとトンネルが狭くなる

デスクワークやスマホの長時間使用、家事などで同じ姿勢が続くと、肩や首の筋肉は常に緊張し、パンパンに硬くなります。 筋肉が硬く太くなると、その間を通っている神経の通り道(トンネル)が圧迫されます。これが、正座をしたときに足がしびれるのと同じ原理で、腕や指先に「ピリピリ」「ジワーン」といったしびれを引き起こすのです。


仙台の専門家が分析する「3つの圧迫ポイント」

肩こりからくるしびれには、主に3つの発生源があります。

ご自身の症状がどこに当てはまるかチェックしてみてください。

① 斜角筋(しゃかくきん)の隙間

首の横にある小さな筋肉の隙間です。ここは脳から腕に向かう神経の「出口」にあたります。ストレートネックや猫背の方は、この筋肉が常に引き延ばされ、神経を挟み込みやすくなります(斜角筋症候群)。

② 鎖骨の下

鎖骨と第一肋骨の間も、神経の大切な通り道です。重いカバンを肩にかけ続けたり、なで肩の女性に多く見られるポイントです。肩が内側に入る「巻き肩」の状態だと、このスペースがさらに狭くなり、圧迫が強まります。

③ 小胸筋(しょうきょうきん)

胸の表面、大胸筋の奥にある筋肉です。パソコン作業で腕を前に出している時間が長いと、この筋肉が縮んで固まります。すると、その下を通る神経や血管を圧迫し、腕全体の重だるさやしびれを誘発します。


「放置」が招く恐ろしいリスク

「たまにしびれるだけだから」と放置するのは危険です。

神経圧迫が慢性化すると、単なる肩こり以上の問題に発展します。

  • 筋力の低下: 神経の伝達が悪くなると、脳からの「動かせ」という指令が筋肉に届きにくくなります。握力が落ちたり、ペットボトルの蓋が開けにくくなったりするのは、症状が進行している証拠です。

  • 感覚の麻痺: しびれを通り越し、触った感覚が鈍くなる「脱失(だっしつ)」が起こります。

  • 睡眠障害: 夜間や明け方にしびれが強くなり、痛みで目が覚めてしまうようになります。これにより自律神経が乱れ、慢性疲労に陥るケースも少なくありません。


仙台特有の生活環境としびれの関係

仙台で生活する私たちには、特有の肩こりリスクがあります。

  • 寒暖差による血管収縮: 仙台の冬は冷え込みが厳しく、無意識に肩をすくめる姿勢になります。寒さで血流が悪くなると、筋肉はより硬くなり、神経圧迫を加速させます。

  • 車社会と長時間の運転: 宮城県内を車で移動する際、同じ姿勢でハンドルを握り続けることは、肩甲骨周りの筋肉を固める大きな要因です。

  • デスクワークの増加: 仙台駅周辺のオフィス街で働く方の多くが、前かがみの姿勢による「スマホ首」からの神経圧迫に悩まされています。


自分でもできる!神経圧迫を和らげる3つの習慣

専門的なケアを受けることが一番の近道ですが、日常の意識を変えるだけでも変化は現れます。

胸を開くストレッチ

壁の角に肘をかけ、体を反対側にひねることで「小胸筋」を伸ばします。深呼吸をしながら20秒キープしましょう。これだけで鎖骨周りの神経の通り道が広がります。

蒸しタオルで「首の横」を温める

お風呂上がりや寝る前に、40度前後の蒸しタオルで首の横から肩にかけて温めましょう。筋肉の緊張が緩み、神経への圧力が軽減されます。

正しい座り方の意識

椅子に座る際、骨盤を立てて座ることを意識してください。骨盤が寝てしまうと、連動して首が前に出て、神経を圧迫する姿勢が完成してしまいます。


なぜ「マッサージだけ」では治らないのか?

多くの人が「肩が凝ったからマッサージに行く」という選択をします。

しかし、しびれが出ている場合、ただ強く揉むだけでは逆効果になることもあります。

神経が圧迫されている場所は、必ずしも「痛みを感じている場所」とは限りません。

原因は骨格の歪みであったり、筋膜の癒着であったりします。 根本的な解決のためには、以下のステップが必要です。

  1. 姿勢の分析: どこで神経が圧迫されているかを特定する。

  2. 筋膜のリリース: 硬くなった筋肉だけでなく、筋肉を包む膜(筋膜)を柔軟にする。

  3. 骨格の矯正: 筋肉を硬くさせてしまう原因である、骨格のズレを整える。


専門家からのアドバイス:早期ケアが未来を変える

手のしびれは、体が出している「これ以上放置しないで」という最終通告に近いサインです。

神経は一度傷ついてしまうと、修復に時間がかかる繊細な組織です。

しかし、早い段階で適切なケアを行えば、驚くほどスッキリと解消することも可能です。

仙台で「どこに行っても良くならなかった」「しびれが怖くて仕事に集中できない」という方は、まずは自分の体がどのような状態にあるのかを知ることから始めてください。

肩こりとしびれのない生活は、集中力を高め、趣味や休日を心から楽しめる体を取り戻すことにつながります。

整体LIGHTの改善事例

ご来院者様

50代女性(仙台市青葉区・接客業)の事例 (担当 草刈)

来院時の悩み

慢性の肩こり、首こり、肩から腕までの痺れ。

忙しく身体のケアは肩を回すくらい。

肩こり首こりから始まり、日に日に酷くなり、最終的に痺れまで出てしまっていました。

検査と見立て

原因は姿勢の歪みによる筋肉の高緊張。

「巻き肩」「背中の丸まり(猫背)」「ストレートネック」が特徴的な姿勢でした。

そもそも痺れとは神経由来のものが多く、神経がどこで絞扼されているからによって改善方法や予後が違います。

背骨由来の神経圧迫については画像所見によって異なりますが、手術を推奨されるものが多く、それ以外には薬による対処療法が現状多いです。

また、絞扼されている神経から先の神経に沿った症状も出やすいです。

また、神経には分枝といって、大元の神経から枝分かれして、末梢側の筋肉にまで走っています。

この枝分かれ途中の部位で神経が圧迫されると、そこの痺れが出ることも多々あります。

この方については後者であり、対象の筋緊張が高いことにより、筋膜、筋肉上を通る神経も硬くなり、症状が出ていました。

施術と経過

肩、首、腕、指の筋肉を調節後、症状は7割改善。

また、症状が誘発されやすい動作もあり、そこの動作指導を行うことで9割改善されました。

その後3回目の施術で症状は消失。

症状が改善し、定着するまで1〜2ヶ月かかりますが、現在は月に1回のメンテナンスで、再発なく経過しています。


まとめ

そのしびれ、原因は単なる疲れではなく、筋肉による「神経圧迫」かもしれません

仙台の冷えや長時間のデスクワークで固まった体は、正しい知識とケアで変えていくことができます。

「いつものことだから」と諦める前に、まずは自分の姿勢を見直し、専門家のアドバイスを取り入れてみてください。

あなたの健康な未来は、今この瞬間の判断から始まります。

ブログ記事監修
草刈 嘉黎良  (整体LIGHT 仙台ハピナ名掛丁店 院長)
資格 理学療法士
理学療法士としての医学的知見に基づき、本記事の内容が正確かつ安全であることを監修しています。

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