「パソコン仕事をしていると、指先がピリピリしてくる」 「スマホを見ていると、手の感覚が鈍くなる気がする」
こうした症状がある場合、あなたの肩は「内側」に巻き込まれていませんか?
仙台市内のオフィスや通勤中の地下鉄を見渡すと、多くの方が巻き肩の姿勢になっています。
実は、この姿勢こそが「神経の通り道」を塞いでしまう最大の原因なのです。
「巻き肩」と「手のしびれ」の意外な関係
「肩の問題なのに、なぜ手までしびれるの?」と不思議に思うかもしれません。
その答えは、腕や手に向かう神経の「出発点」と「経路」にあります。
神経のホースが「ねじれ」ていませんか?
腕や指先を動かし、感覚を伝える神経は、首の骨から出て「鎖骨の下」を通り、「脇の下」を経て指先まで伸びています。
これを道路に例えるなら、巻き肩の状態は、道路の途中で土砂崩れが起き、渋滞(圧迫)が発生している状態です。
肩が内側に巻き込まれると、以下の部位で神経が圧迫されやすくなります。
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鎖骨の下(第一肋骨との隙間)
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胸の筋肉(小胸筋)の裏側
特に、胸の筋肉が硬くなって神経を押しつぶしてしまう状態を、専門的には「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」と呼びます。
専門家が教える「神経の通り道」のメカニズム
なぜ、特定の姿勢でしびれが出るのか。
もう少し詳しく、体の構造(解剖学)の視点から見ていきましょう。
血管と神経はセットで動いている
巻き肩になると、神経だけでなく「血管」も同時に圧迫されます。
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神経が圧迫されると: ビリビリ、チクチクとした鋭いしびれ
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血管が圧迫されると: 手の冷え、むくみ、だるさ、重さ
この二つが合わさることで、「なんだか手が重だるくて、指先がしびれる」という不快な症状が完成してしまいます。
仙台の冬と「巻き肩」の相性の悪さ
仙台の厳しい寒さは、この症状を助長します。寒さで肩をすくめる動作は、胸の筋肉をさらに硬くし、神経の通り道をより狭くしてしまいます。季節の変わり目や冬場に「手のしびれが強くなった」と感じる方が多いのは、気温による筋肉の硬直が原因の一つです。
あなたの「しびれ」の原因をチェック!
自分のしびれが「巻き肩」によるものかどうか、簡単なセルフチェックをしてみましょう。
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バンザイテスト: 両腕を後ろに引くように高く上げたとき、しびれが強くなる。
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胸のツボ押し: 鎖骨の下、肩に近い部分を指で強く押すと、手に響くような痛みやしびれが出る。
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手の甲の向き: 自然に立ったとき、鏡に映る自分の「手の甲」が正面を向いている(本来は親指が前を向くのが正常)。
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巻き肩の自覚: 横から見たとき、耳の穴よりも肩の先端が前に出ている。
これらに当てはまる場合、あなたの手のしびれは、首そのものの異常よりも、肩の位置異常による神経圧迫である可能性が極めて高いと言えます。
巻き肩による「手のしびれ」を解消する3つのステップ
放置しておくと、握力の低下や筋肉の萎縮(細くなること)を招く恐れもあります。早めのケアが肝心です。
ステップ①:胸の筋肉(小胸筋)をリリースする
最も重要なのは、神経を上から押さえつけている「胸の筋肉」を緩めることです。
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鎖骨の下にある、ポコッと出た骨(烏口突起)のすぐ下あたりを指で優しく円を描くようにマッサージします。
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痛気持ちいい程度の強さで30秒ほどほぐしましょう。これだけで神経の通り道が少し広がります。
ステップ②:肩甲骨を「正しい位置」へ戻す
巻き肩は、肩甲骨が背中の外側に逃げてしまっている状態です。
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両肘を曲げて肩の高さまで上げます。
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ゆっくりと肘を後ろに引き、左右の肩甲骨をギュッと寄せます。
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そのまま5秒キープ。これを10回繰り返します。
ステップ③:デスクワーク環境の見直し
仙台でオフィスワークをされている方に多いのが、机が低すぎたり、モニターが遠すぎたりするケースです。
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キーボードは手元に: 腕を前に伸ばしすぎると、それだけで巻き肩が強調されます。
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肘掛けの活用: 肘掛けを使うことで、肩周りの筋肉の緊張をリラックスさせることができます。
整体師から伝えたい「放置のリスク」
手のしびれを「疲れのせい」にして放置すると、脳がその痛みを記憶してしまい、慢性痛に移行することがあります。
また、神経の圧迫が長期間続くと、神経そのものが傷つき、姿勢を正してもすぐにはしびれが取れない状態(神経変性)になってしまうことも。
「手がしびれるけれど、まだ動かせるから大丈夫」と思わず、症状が軽いうちに対策を始めることが、最短で健康な体を取り戻すコツです。
まとめ
巻き肩による手のしびれは、体からの「構造的な限界」を知らせるサインです。
仙台の皆さんが、日々のお仕事や家事に全力で取り組むためにも、まずは自分の「神経の通り道」を大切にしてあげてください。
今日からできるアドバイス
もし、ストレッチをしても改善しない、あるいは日に日にしびれが強くなっているという場合は、すでに骨格が強く歪んでいるサインです。
その際は、姿勢矯正の専門家に相談し、根本から骨格を整えることを検討してみてください。
しびれのない、軽い手足で過ごせる毎日は、驚くほど快適ですよ。
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