その痛み、ただの肩こり?仙台の専門家が教える「四十肩・五十肩」との見分け方

「最近、肩が上がりにくい…」「寝返りを打つと肩に激痛が走る」そんなお悩みはありませんか?

仙台市内で多くの方の体の悩みに向き合っていると、単なる「肩こり」だと思い込んで放置し、症状を悪化させてしまうケースを非常に多く見かけます。

実は、その痛みは肩こりではなく、放っておくと完治まで数年かかることもある「四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)」かもしれません。

この記事では、仙台の専門的な視点から、肩こりと四十肩・五十肩の決定的な違い、そして今すぐできるセルフチェック法と対処法について解説します。

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「ただの肩こり」と「四十肩・五十肩」は根本的に違う

まず知っておいていただきたいのは、肩こりと四十肩・五十肩は、痛みの原因となっている場所も、その性質も全くの別物であるということです。

肩こりの正体は「筋肉の疲労と血行不良」

肩こりは、主に首から肩、背中にかけて広がる「僧帽筋(そうぼうきん)」などの筋肉が緊張し、血行が悪くなることで起こります。

  • 主な原因: 長時間のデスクワーク、スマホ操作、姿勢の悪さ、ストレス。

  • 感覚: 「重だるい」「張っている」「凝っている」という鈍い痛み。

  • 動かせる範囲: 痛みはあるものの、腕を上に上げたり後ろに回したりすることは可能です。

四十肩・五十肩の正体は「関節の炎症と癒着」

正式名称を「肩関節周囲炎」と呼びます。筋肉ではなく、肩の関節を包んでいる膜(関節包)や、骨と筋肉をつなぐ腱などが炎症を起こしている状態です。

  • 主な原因: 加齢に伴う組織の変化、過度な負担、不明な場合も多い。

  • 感覚: 「ピリッとした鋭い痛み」「夜も眠れないほどの激痛」。

  • 動かせる範囲: 物理的に腕が上がらない。無理に動かそうとすると激痛が走る。


専門家が教える!四十肩・五十肩の「3つのサイン」

「自分の症状はどっち?」と不安な方は、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。

① 「夜間痛(やかんつう)」があるか

四十肩・五十肩の最大の特徴は、寝ている時に痛みが出ることです。寝返りを打った瞬間や、肩が冷えた時にズキズキと痛み、目が覚めてしまう場合は、炎症が強い四十肩・五十肩の可能性が高いです。

② 腕を上げる、回す動作が制限されているか

肩こりは「動かすと気持ちいい」と感じることがありますが、四十肩・五十肩は「物理的にロックがかかったように動かない」のが特徴です。

  • 髪を結ぶ動作(結髪動作)

  • 背中のファスナーを上げる、エプロンの紐を結ぶ動作(結帯動作) これらの動きができない、または激痛を伴う場合は要注意です。

③ 痛みの「範囲」が限定的か

肩こりは首筋から肩甲骨周りまで広く重い感じがしますが、四十肩・五十肩は肩の関節そのものや、腕の付け根(三角筋あたり)に鋭い痛みを感じることが多いです。


四十肩・五十肩の「3つのステージ」を知る

四十肩・五十肩には経過のプロセスがあります。今、自分がどの段階にいるかを知ることで、適切な対処法が変わります。

【第1期:炎症期】(発症から数週間〜数ヶ月)

最も痛みが強い時期です。何もしていなくても痛み、夜間痛も激しいのが特徴です。

  • 対処法: とにかく「安静」が第一。無理にストレッチをすると炎症が悪化します。

【第2期:拘縮期(こうしゅくき)】(数ヶ月〜半年程度)

鋭い痛みは落ち着いてきますが、肩の関節が固まり(癒着)、動きが悪くなる時期です。

  • 対処法: 痛みのない範囲で少しずつ動かし始め、関節の可動域を広げていきます。

【第3期:回復期】(半年〜1年、あるいはそれ以上)

徐々に痛みが消え、動きもスムーズになっていく時期です。

  • 対処法: 積極的にリハビリやストレッチを行い、元の柔軟性を取り戻します。


なぜ仙台の人に「肩のトラブル」が多いのか?

仙台にお住まいの方々のライフスタイルを分析すると、肩トラブルを招きやすい要因がいくつか浮かび上がります。

  • デスクワークと車社会: 仙台はオフィス街でのデスクワークに加え、車移動が中心の生活を送る方が多いです。これにより、肩甲骨周りを動かす機会が極端に減り、関節が固まりやすくなります。

  • 寒暖差による血行不良: 仙台の冬、あるいは季節の変わり目の冷え込みは、筋肉を硬直させます。冷えは四十肩・五十肩の痛みを増幅させる大きな要因です。

  • 「我慢強さ」が仇になる: 東北の方は我慢強い方が多く、「これくらいなら…」と放置してしまい、来院時にはすでに重症化しているケースが少なくありません。


自宅でできる!無理のないセルフケア

※激痛がある「炎症期」の方は、以下の動きを控え、安静にしてください。

肩甲骨の「はがし」ストレッチ

肩こり予防にも四十肩の回復期にも有効です。

  1. 両手を肩に乗せます。

  2. 肘で大きな円を描くように、ゆっくりと回します。

  3. 特に「後ろに引く時」に左右の肩甲骨を寄せる意識を持ってください。

振り子運動(アイロン体操)

  1. 丈夫なテーブルに健康な方の手を突き、上半身を少し前に倒します。

  2. 痛い方の腕をだらんと下げ、500mlのペットボトルなどを持ちます。

  3. 力を抜き、腕を前後・左右に小さく揺らします。 重力を使って関節の隙間を広げることで、痛みの緩和と可動域の改善を目指します。


四十肩・五十肩を早く治すためのポイント

四十肩・五十肩は「放っておけば治る」と言われることもありますが、適切なケアをしないと、痛みが引いた後も「腕が上がらないまま」といった後遺症が残ることがあります。

  • 自己判断で無理なストレッチをしない: 炎症期に無理に動かすと、回復が大幅に遅れます。

  • 肩を冷やさない: お風呂でゆっくり温める、冬場は肩当てを使うなど、保温を心がけましょう。

  • プロの力を借りる: 仙台市内には、肩関節の構造に詳しい整体院や整骨院が多くあります。筋肉の緊張をほぐすだけでなく、関節の動きをミリ単位で調整する専門的な施術を受けることが、早期改善の近道です。


まとめ:その痛み、放置しないでください

肩の痛みは、体からのSOSサインです。「ただの肩こりだから」と放置せず、自分の肩で何が起きているのかを正しく理解することが大切です。

もし、この記事を読んで「もしかして四十肩・五十肩かも…」と思ったなら、それは自分の体と向き合う絶好のタイミングです。

仙台の豊かな生活を、痛みなく全力で楽しむために、まずは一歩踏み出してみませんか?

早期発見と適切なケアがあれば、あの頃のようなスムーズな動きを取り戻すことは十分に可能です。

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ブログ記事監修
草刈 嘉黎良  (整体LIGHT 仙台ハピナ名掛丁店 院長)
資格 理学療法士
理学療法士としての医学的知見に基づき、本記事の内容が正確かつ安全であることを監修しています。

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